母親学級って参加すべき?どんなことをするの?

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産婦人科で妊娠が確認されると、いろいろとママになる準備をはじめなければなりません。特に初めての妊娠となると、何から手を付けたら良いのかわからなくなります。そんなときに、役立つのが「母親学級」です。今回は、母親学級とはどんなことをするのか、参加すべきなのかをご紹介します。

病院の母親学級と市の母親学級は違うの?

妊娠すると、病院の産婦人科でも、区役所/市役所でも母親学級の案内をされます。いずれも、病院の方針や自治体によって母親学級が開催される時期や回数は異なりますが、内容に関しては病院でも自治体でもカバーしている内容に大きな差はありません。都合がつく日程を選んで参加すると良いかと思います。

ただ、病院の母親学級の方が、出産時の立ち会いについて、母子同室についてなど、より具体的な質問をできる機会でもありますので、里帰り出産ではなく、ずっとその病院をかかりつけにする予定であれば、病院の母親学級に参加した方が、より実用的でしょう。

母親学級は参加した方が良いの?どんなことをするの?

ところで、母親学級とは、何をするのでしょうか、参加すべきなのでしょうか。母親学級は、妊娠•出産•赤ちゃんのお世話などに関する基礎的な知識な情報を共有するためにあります。ほとんどが、平日の昼間に開催されることが多いので、参加できない妊婦さんもおられますよね。ですから絶対に参加しなければいけないというものではありませんし、母親学級に行けなかった妊婦さんには、助産師や看護師が、妊娠中や産後にフォローをしてくれるところが多いでしょう。とはいえ、可能であれば参加しておいた方が様々な情報、知識が事前に身について良いかと思われます。

では具体的に、母親学級で共有する情報や知識にはどのようなものがあるのでしょうか。各病院、自治体により内容は異なりますのが、参考としてよくある内容を以下にまとめした。

  • ママ達の自己紹介
  • 妊娠中の体の変化について
  • 食生活、体調管理について
  • 妊娠中に気をつける事について
  • お腹の中の赤ちゃんの成長について
  • 妊娠中の歯科検診の大切さについて
  • 妊娠中のトラブルについて
  • 出産の流れについて、呼吸法などの練習
  • 母乳について(おっぱいマッサージの仕方)
  • 妊娠中の運動について(体操、ヨガのレッスンがある場合も)
  • 新生児のお世話の方法(おむつ替え、沐浴)
  • 育児の心構え
  • あった方がいい育児用品、なくても良い育児用品などについて

病院や自治体にもよりますが、これらの内容をおおむね3回に分けて学びます。また、母親学級とは別に両親学級(パパママ学級)というものを設けている病院や自治体もあります。こちらは土曜日や日曜日に設定されていることが多いのでパパも参加しやすくなっています。内容は、母親学級の大まかな内容に加えて、パパの妊婦体験(10キロ位のおもりをお腹に巻いてみる)、パパの赤ちゃんの沐浴レッスンやおむつ替えレッスンなどがあります。夫婦で参加するので周りにもパパがたくさんいますから恥ずかしさもなく、自然と父親としての自覚が芽生えていきます。

母親学級のメリットとデメリット

母親学級というと、メリットばかりのようですが、実際はデメリットもあるのです。そこで、メリットとデメリットをまとめます。

◇メリット

  • 出産への心構えや、分娩時の流れを把握ができる
  • 出産の呼吸法の練習、母乳マッサージの練習をしてお産に臨める
  • 妊婦友達ができる

◇デメリット

  • 深く考えすぎて出産に対して不安になってしまう
  • 逆子などの理由により自然分娩できないとわかったときにがっかりすることがある

このように、母親学級は出産に向けての心構えができるきっかけとなって良い面もありますが、いろいろと考えてしまう妊婦さんは少しストレスを感じる場合もあります。

まとめ

いかがでしたか?仕事をされている妊婦さんや、上にお子さんのいらっしゃる妊婦さんの場合は、なかなか母親学級に行く時間がありませんが、出産は人ぞれぞれであり、型にはまったものではありません。大事なのは赤ちゃんとママが元気であることなのですから、気軽な気持ちで参加すると良いですよね。

予定が合えば参加した方が安心できて良いですが、病院の母親学級にも自治体の母親学級にも全て参加すると、余計な不安もでてくるかもしれません。何事もほどほどに、肩の力を抜いて過ごしましょう。

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